どうも、NA7と申します。


そろそろ大学の創作サークルは代が変わってニュー部長が誕生したり新入生も立派な部の一員になりつつある頃かと思います。


私がサークル活動に熱心だった頃は特に次の年に入ってくる未来の新入生にどうやって作曲を教えようかにすごい悩んでいて、教える体験はなくサークルも創設から数年しか経っておらずノウハウもないしで四苦八苦した経験があります。


そこで同じような経験をしそうな方に少しでも助けになればということでどう教えると創作の楽しさを知ってもらえたり、スムーズに新入生の理解が進むかなどを知る限り紹介させていただこうと思います。



・教えようとするな!


皆さんが一番教わる機会があったのは学校の授業だったと思うんですけどなんで授業に興味はなくてもそこそこ記憶には残ってると思いますか?


そう、テストがあったから必要に駆られて覚えたからです。そして出題範囲と答えが存在したから出題範囲と答えさえ覚えておけばなんとかなったし教える側もそれを前提として授業をしていました。


でも創作に答えは存在しねえ!!!!!!!

つまり教えることはねえ!!!!!!!!!



僕もここに辿り着いた時は死ぬほど悩みました。だって教えるって前提に真っ向から矛盾しちゃったので・・・


また講座形式で初心者に教えようとする問題点として以下のようなモノが挙げられます。

・創作に活かすまでに必要な知識量が多すぎる
・教えても一回で覚えられない、理解できない


これからここら辺の課題を頑張って解決する手がかりを探していきたいと思います





・あくまで学ぶ機会に徹するということ


そもそも初心者は講座を受けにサークルに来たわけではありませんし、講座によって知識を得たからといって創作が出来るようになるわけではありません。


余談ですが知識の押し付けが激しいと老害というゾンビみたいな扱いをされます

(参考文献:https://note.mu/mandokorotakano/n/ndb5c2aac498f)


重要なのは講座を通して創作ができるようになった」「講座からインスピレーションを得て創作のやる気が出たなどの教わる側に講座を受けたメリットが存在することで、その結果創作と向き合うようになるように仕向けられるのがベストだと考えています。


教わる側のメリット≒講座の価値はどれだけ重要な知見を得られたかにかかっているので講座をする側がいかに知見ポイントを上げられるかがお客様満足度の向上に繋がります。




・難しいぞ!知見ポイント


知見ポイントの指標は以下のように考えられます

・情報が正確である
・情報が目新しい
・理解しやすい
・使いやすい


しかし、僕の専門である作曲はこんな感じでした

・正確かどうかは個人の感性(耳の精度)による
・移り変わりが激しすぎてネットで調べると大体情報が古い
・音楽理論は長ったらしすぎて理解に時間がかかる
・音楽ジャンルによって製法がまったく異なる



・・・詰んどるやんけ!



ここら辺はSound Questってサイトがもっと詳しく悩んでるのでオススメです

https://soundquest.jp/about-limuth/


情報の正確性と目新しさは本当に分からないのですっ飛ばします(詳しい人いたら書いて欲しい)



・知識の理解と使いやすさ


知識を創作に活かす最低限の理解は知識の「使い方」とその「効果」です。


メシで例えるならばカレーを「レンジで温める」「温かいカレーが出来上がる」となります。


ついでにレンジはマイクロ波と水が共鳴することによって熱振動が・・・とかの詳しい知識も教えるのは興味を持たせるきっかけになるかもしれないですが、レンジの使い方すら分からない初心者にとってその知識は難しく、温かいカレーさえ作れればいい方にとっては情報のノイズとなってしまいます。


ちなみに初心者向けの作曲の講座をやるぞ!つって音楽理論をチマチマ進めようとすると結構そんな感じになってしまいます。(経験談)



これを回避するためには講座の目的実践編を用意しましょう。


・目的

目的を最初に初心者に伝えると「この講座を受けるとカレーが作れるようになるぞ!」っていう形で効果が明確になるので、知識を紹介した際にその知識の使い方を自分で考えるようになり知識の定着が早まる効果が期待できます。
あと目的から逆算して余計な部分を削ぐのが楽になります。


・実践編

実践を経ることで体感的に知識の使い方と効果を覚えることが出来る、初心者にとってはフィードバックがもらえて間違って覚えた情報を修正できるといった効果があります。この講座は実践編なくてごめんなさい・・・(Twitterとかでパワポ見せてもらえれば随時対応いたします)



・講座の例


例になるかは怪しいけど僕もこの記事に書いたことをそれなり意識して講座を作ってたりするので参考になったらいいな・・・


・【#07】作曲スターターキットを組んでみました【八十島菜々】

https://youtu.be/SDKIaYRRoyA


・ミキシングって音量調整だけじゃダメなの?って方のためのミキシング講座

https://www.qreators.net/music/181



・講座以外の学ぶ機会


これまでは講座で学んでもらう場合について説明しましたが、講座以外での学ぶ機会の事例を紹介するので講座ばっかりでマンネリ化しないようにしましょう。主に作曲向けです。


・Webサービス


Ableton Learning Music

https://learningmusic.ableton.com/ja/


音楽制作ソフトを作ってる会社が作った作曲学習サービス。無料。
ページ内で作曲ソフトと同じUIを用いて実践が出来るのがポイント。参考曲の選び方が外国人すぎるところだけは不親切。


Progate

https://prog-8.com


プログラミング教育業界最強と言われてるプログラミング教育サービス。解説がスラスラ読めて実践にすぐ行けるし、実践で躓いたらすぐ戻れる親切さが強み。


Sound Quest

https://soundquest.jp/


音楽理論を出来るだけ初心者にわかりやすく、実用できるように紹介するサイトです。多分ここが一番わかりやすい。



・書籍


作りながら覚える 3日で作曲入門  monaca:factory

https://www.amazon.co.jp/dp/4636916921/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_3uXPBb6KD2Q6R


基本的にDTM初心者向け!って感じの書籍は分かりづらかったり知識が古臭かったりして馬鹿にしてたんですけどこの本は実践編があったりして珍しく実用的です。


作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~  仰木 日向

https://www.amazon.co.jp/dp/463691595X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_7xXPBb4YER1HP


作曲の環境や心構えについての話がメインで、モチベーションがめちゃくちゃ上がります。



・音出し会

みんなで自分の作った曲を持ち寄って評論会をするイベントです。我がサークルでは音出し会って呼んでます。

メリットとしては締め切りが発生するので曲を作る意識が高まること、作った曲に対して直接フィードバックがもらえるので曲作りの改善がしやすいといった効果があります。


フィードバック例(東京理科大DTMサークル):https://twitter.com/search?f=tweets&q=%23%E7%90%86%E7%A7%91%E5%A4%A7DTM%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB%E5%90%88%E5%90%8C%E9%9F%B3%E5%87%BA%E3%81%97%E4%BC%9A2018&src=typd



・企画

みんなで一つのアルバムを作ってみよう!っていう目的が増えた音出し会です。

音出し会の効果に加えて同じ目的を持つようになった結果より良い方法を議論して成果を出す力が伸びたり、決まったテーマに対してのアプローチを探ったりするなどの自分で調べて試す力が伸びたりすると思います。


めっちゃ頑張ってる例(筑波大DTMサークル):http://tsukubadtmblog.tumblr.com/post/156439142342/dtm%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB%E5%BF%85%E8%A6%8Btdl%E3%81%AE%E6%80%A5%E6%88%90%E9%95%B7%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%81%9F%E6%9C%88%E4%BE%8B%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%96%B9%E5%BC%8F



・おわり


僕はもうDTMサークルのメンバーとして初心者教育に関わることはないと思うので僕が出来なかった分までたくさんの新人創作活動者を生み出してもらえると嬉しいです。


NA7