こんにちは。京都でグラフィックデザイン・イラスト制作をしているくるめと申します。

自分の忘備録も兼ねて創作活動に役立つような内容をご紹介できればと考えております。




なぜデザインが必要なのか?〜考え方の基本〜


ロゴやチラシなど、いざ何かを「デザインしよう!」と思ったとき、どのように工程を考えていますか?

「とりあえず見た目を整えたい」「とにかく思いつたことをなんでも掲載したい」というふんわりした目標のまま作業を始めてしまうと、ゴールを見失って「なんとなく」「伝えたいことがわかりにくい」「使いにくい」ものが出来上がってしまうかもしれません。


デザインにおいては、「なぜそれが必要なのか?」を考えると必要な要素が自然に絞り込まれてきます。

考え方の段階を①〜④でご紹介します。



①なぜデザインが必要なのか考えよう 


ものごとにデザインはかならずしも必要なものではありません。

そこであえて「デザインしよう!」と考えたのにのにはメリットがあるからだと思います。


・webサイトの独自性がアピールできる

・つくった本をよりたくさんの人に手に取ってもらう

・催し物の開催が周知される


いずれのメリットもそれぞれ「デザインした後」があってのことです。

まずはデザインによってどんな効果を求めるのか、を充分考えることから始めるといいとおもいます。


それにより、効果を得るためには何をデザインしてどんな場面で使用するのかが見えてきます。




②どんな場面で使うのか想定しよう


①で考えた「こうなるといいな」を具体的に叶える為に、デザインしたものの使用場面を想定しましょう。


・ロゴをデザインしてWebサイトに掲載する

・本の表紙をデザインして即売会で販売する

・ポスターをデザインして掲示板に掲示する


など、さまざまな場面での使用が考えられます。

使う場面によって、可読性・色・形に注意をしなければならないことが想像できます。


・Webサイトの白い背景に薄い黄色のロゴを載せたら読みにくい

・本の表紙を敷き布と同じ色にしたら即売会で目立たない

・掲示板の寸法に適さないポスターは掲示できない


など、使用時のトラブルを回避する為に、あらかじめ使用場面に即したポイントをおさえておきましょう。



③一番に伝えたい内容を考えよう


②では「使えるデザイン」として最低限抑えたいポイントを考えました。

次に、実際にデザインに盛り込みたい内容を考えましょう。

このとき、限られたスペースに対してたくさんの情報を詰め込みすぎると、本当に伝えたい内容がどれなのかわかりにくくなってしまいます。


・一番伝えたい内容

・それに付随する副次的な内容

・いれておかねばならないが、そこまで重要じゃない内容


など、情報の優先順位を整理することが重要です。

また、伝えたい内容に対する形容詞等も実際に形におこすときの大きなヒントになります。

元気な、やわらかい、ほの暗い、楽しい、さわやか、などの単語もメモしておきましょう。




④お手本を探そう


②、③と具体的にデザインの骨子となるポイントを抑えてきました。

これまで考えてきたキーワードを実際に形に落とすとどうなるのか、を実際に見ていきましょう。


③であげた内容に近い、もしくはそれを含むような完成品をお手本として複数集めます。

実際にそれが使用されている媒体等もあると参考にできますね。


例えば、女性向けのキャラクターキーホルダーを作りたいときは、このようなものがヒントになるかもしれません。

・キャラクターを用いたグッズ → キャラクターの表現のしかた、モチーフは?

・女性が持ち歩くような雑貨 → 女性が使いやすい色合いやサイズは?

・人気のあるキーホルダー → よくある形、パーツなどは?


複数のお手本をもとに共通した表現方法をみつけることで、しっくりする作り方が見えてくると思います。

Aという内容を伝えるためにはBという表現が適している、というパターンを理解することがデザインのコツです。




以上、①〜④をしっかり前提として踏まえておくことで、「デザイン」のゴールが見えてきます。

見せ方・作り方のテクニックはもちろん、こういった考え方を知っておくことで、本当に必要なデザインの一歩となると思います。


※この内容はichiji.socialでのロゴデザインに対する考え方の投稿をより間口を広げて改稿したものです。